News

2013.08.02

欠損金の繰戻還付請求 ~納付した前期の法人税が還付されます

3月決算法人の顧問先で5月の法人税申告の際、欠損金の繰戻還付請求をしました。


欠損金の繰戻還付請求とは何かというと、まず欠損金は翌期以降9年間繰り越し、その期間中に生じた黒字と相殺することが原則です。


しかし、その9年間の間に黒字が生じなければ、欠損金は切捨てられていきます。



このように、通常は欠損金を翌期以降に繰り越しますが、前期が黒字で法人税を納税している場合で、今期が赤字となったとき、翌期に欠損金を繰り越さないで、前期の黒字と相殺し、前期で納税した法人税の還付を受けるというのが欠損金の繰戻還付制度です。


原則は、前々期の黒字とは相殺できないので注意が必要です。



今回の顧問先は前期が黒字で、今期の期中で予定納税もしていたため、予定納税の法人税の還付と前期の法人税の欠損金の繰戻還付と2つの還付請求をしました。



前者の予定納税の還付はすぐに実行されましたが、欠損金の繰戻還付は2ヵ月経過した時点でもまだ還付されません!


欠損金の繰戻還付は、税務署で内容確認したうえで還付することとなっているため、時間がかかります。また、その確認は基本的には税務調査をすることと言われています。実務上、欠損金の繰戻還付請求したから税務調査になったということはありませんが。。。



今期が赤字となり欠損金が生じた場合、前期が黒字であれば欠損金の繰戻還付請求という制度を活用することにより、前期に納税した法人税の還付が受けられるということは知っておきたいですね。





元記事を読む...

戻る

検索

2017年06月
    1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30